
今年の9月に行われたRIZINの記者会見では、木村の使用していた禁止薬物に「筋肉増強剤」の成分が含まれていることが判明しました。その結果、木村は半年間の出場停止処分を受けることとなり、6月の試合でのKO勝利も無効とされ、罰金も課せられました。
木村の復帰は今年はできないと思われていたのですが、11月11日に大みそかに安保瑠輝也との試合が公表されました。それに先立ち、2度目のドーピング検査が行われ、陽性だった場合はこの試合が取り消されることが明言されました。
榊原信行CEOは「なんと陽性……。ちょっとラフなしかない。お粗末な結果になりました」と語り、思わず笑ってしまったと報じられています。
報道によれば、木村本人は「絶対大丈夫な体」と強調していたようです。しかし、榊原CEOは検査結果の詳細を明かし、「引っかかっているドーピングの項目数は明らかに減っているが、まだ完全ではない」と述べました。
木村は陽性の結果を受けてコメントを公表し、「検査結果は厳粛に受け止める。まだ成分が体に残っていた。クリーンになるまで練習と治療を続ける」と述べ、対戦予定であった安保に謝罪しました。最後には「必ず戻ってくるので来年この試合が実現できるように頑張る」と再起を誓っています。